漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
40代 女性。
血圧の変動が激しいとの事。(BP:150/100↔120/80↔90台/70)
循環器内科、婦人科で検査などしたが異常なし。
更年期なのかと思った。
受診した病院では“パニック障害”かも知れないと言われ、心療内科を勧められたが、漢方薬で改善しないかと考え、相談に来られました。
症状としては、血圧の変動(特にストレスがかかった時に多い気がする)、のぼせ、頭痛、肩こり、食欲不振、息苦しさ、不安感、蕁麻疹。
⇒ストレスを取り除き気持ちをリラックスさせる“疎肝薬”が必要とお話し、
1日3回食前に服用していただく。
1週間後。
なんとなくリラックスした気がする。血圧も安定(110代/70)
食欲も出てきたし、蕁麻疹は出ていない。もう少し続けていただく。
1ヶ月後。
落ち着いていたので、服用を1日2回に減らしたところ、血圧が上がってきたので1日3回に戻してみる。
ストレスが強くかかった時用に頓服でストレス緩和の漢方薬をお勧めする。
4ヶ月後。
しばらく落ち着いていたが、年始にストレスが多く、血圧150/106
息苦しさを感じ、循環器で心電図、レントゲンを撮ったが異常なし。
鎮静作用の“安神薬”を追加した。
約1年後。
その後は状態も落ち着いている。基礎体温をつけてみると、高温期が症状の出やすいタイミングであることがわかる。
今は、ストレスのかかる時や高温期などのタイミングに合わせて4種類の漢方薬を調節しながら服用を続け、その後1年間、大きなパニック症状は起きていません。
もうすぐ娘さんの大学受験。バタバタしそうですが、なんとか無事に迎えられるかな、と
言っていただいております。
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